”A Normal Life , Just Like Walking”

小説書いて、メルマガ出して、文学フリマで売る。そんな同人作家皆原旬のブログ

イタすぎると何も感じなくなるのは

ここ数日体の調子が悪い。詰め物している歯の神経が痛かったり、職場で虚脱感に襲われたり。
あっ、ズボンに食べこぼしてしまった、、、
先月の勤務時間218時間は思いのほか効いていたようだ。土日の休みでなんとか復調と言ったところか。
ふらふらする状況で思い出したのは、高校の頃、歯列矯正をしたころに感じた、ある種の無感覚だった。
知らない人は知らないだろうが、
歯列矯正は、とにかく忍耐力が必要で、
歯を抜いたり、親知らずを抜いたり、
月に一度のペースで歯を抜いていた時もあった。
しかし、最もつらかったのは、歯に器具を接着し、
圧力をかけて歯を動かす施術を2,3年受けていたころだった。私の場合は出っ歯気味だったので、奥へ押し込むべく押し付けていた。
無論、十分な調整を受けていたので問題は起きなかったが、四六時中押さえつけられているので、痛いのではなく、感覚が麻痺したかのように、歯が浮き上がっている感覚に襲われどおしだった。
俗にいう
「痛みを通り越す」状態だったのだ。

イタすぎると何も感じなくなるのは、痛みではなく、どうして痛いのかといったことである。

翻って、2005年、
同僚が株を初めたいという理由で日経を読んでいるという話を聞き、
また、子供への通り魔事件の報を聞き、
気づいたことがある。
両方ともに、原因には目を向けず、闇雲に痛みに立ち向かう現代の世情を示しているということである。
そのあたりの説明は、山田 昌弘 希望格差社会
あたりがいい感じのメッセージを発しています。

お疲れの方へ、
なにも感じなくなる前に休みましょう。
下手をうつより結局は安全です。ではまた。