”A Normal Life , Just Like Walking”

小説書いて、メルマガ出して、文学フリマで売る。そんな同人作家皆原旬のブログ

子どもは人形ではない

子どもを取り巻く状況に関しておもったこと。

大人の強さを持てずにいる男が、
子どもを
さらったり、
殺したりしている。
彼らは子どもを人形のごとく扱う。
単なる人形と違い、
誰もが存在に価値を認める子ども。
そして彼らを痛めつけることで
支配欲が満たされるからだ。

一方、
「子どもは人形ではない」と問えば、
「そうではない」と答えるのが
まっとうな親というものだが、
行動からはそう思っていないように
見受けられることが多い。

・日本語の出来ない子どもを育てる英才教育
・両親の着ている服より高い子どもの服
など

自分が出来ないことを
「自分には出来なかったこと」
と手をこまねいておいて、
子どもにさせるなら、
子どもの人形遊びとは変わらない。
「子どもで夢を見ている」だけである。
親の大人度も下がって来ているのかもしれない。

また、この手の犯罪が起きるたびに、
女性が強くなり男が弱くなったから、
子どもに矛先が向くという話はよく出るが、
その文脈で、子どもの権利条約の話や、
子ども自体を強くする話はまず出てこない。
スクールバスだの、警備会社だの、
過保護にする話ばかりである。
女性が強くなって子どもが狙われるなら、
子どもを強くするしか無い。
それが将来の男を強くすることになれば、
加害者も減っていくことになると思うのだが。

それが、親の夢見を悪くすることになっても。