”A Normal Life , Just Like Walking”

小説書いて、メルマガ出して、文学フリマで売る。そんな同人作家皆原旬のブログ

女性の前ではどんな男も醜い野獣である事実に気づく夜

新人さん歓迎の飲み会で片思いのあの娘と
同じテーブルになった。

彼女には酒に強い印象を持っていたが、
つい最近、バーベキューで飲み過ぎて
前後不覚になった話が出た。
彼女の実家は飲んべえのようですが、
まだまだ酒に飲まれるみたいです。

「にく、にく」とうわごとをいったそうですが、
飲み会翌日に職場の人に電話で起こされた
みとしては、うかつに笑えません。

バーベキューねー。十年位していないな。
知らん世界か?
ちょっと知らない交友話が出ても
あわてない、あわてない。

大学の頃、好きな娘がスキーに行く話をきいて、
恋心を消火されたこともありましたが、
たいがいの人は俺より人付き合いが広いのです。

以前の飲み会で拒絶食らって
ダウンを取られたように思っていたが、
今回はとりあえず、
あからさまに避けられている様子は無かった。
ほっ。

あいかわらず、顔に見とれつつ、
肉付きのいいおなかをちらちらと見る。
顔に響いていないのは不思議だが。
今思えば、妊娠か?というくらい
上半身との格差有り。

とはいえ、見とれている俺って…
相変わらずでした。

で、結局何事も無かった訳ですが、
一つ気になったのが、
「怖がられていないだろうか」という心配。

まあ、なかなか目を合わしてくれない訳ですよね。
取っ付いては行かないけど、
それほど取っ付きにくい訳ではないと
思っているのだけど、
女性でもこれは好きなタイプだと思うと、
その辺りがおかしくなるんです。
どうしてかなと思い当たったのが、
美女と野獣」の物語。
有り体に言えば
「野獣でも優しくてお金持ちなら女性はOK
という物語ですよ。
そして俺は野獣なんですよ。
粗暴な意味での野獣ではなく、
異端な存在として野獣と自分を見ているんです。

いわば「美女と野獣症候群」なんです。

(次のエントリへ続く。)