”A Normal Life , Just Like Walking”

小説書いて、メルマガ出して、文学フリマで売る。そんな同人作家皆原旬のブログ

客観的に転職活動総括

内定の出た会社への内定受諾と、現社への退職意思表示が終わったので、
今回の転職活動を可能な限り客観的に総括してみたい。

転職活動を行ういきさつ
・新卒での就職活動はちょうど就職氷河期初期、他業界と比べて
 IT業界はITバブル崩壊前で新卒採用に意欲的なところが多く、
 時代の流れに乗ってIT産業で食っていく事を決める。
・新卒入社〜10年間 プログラマ・SEとして就業する。
・仕事は顧客のオフィスに常駐し、コンピュータシステムの開発保守に携わる。
・いわゆる汎用機を専門分野としている。需要は安定しているが拡大は望めない認識。
・管理職・マネージメント経験はない。経験するには後述の資質と環境両方の改善が必要である。
・プログラムを組むなどの論理の構築は得意だが、ネゴシエーションに関する能力および意欲が低い。
・孫請け以下の下請け零細なので、
 元請けのように管理職経験を他社のスタッフの管理業務で代用することはできない。
・一人で派遣されている状態ではマネージメントに関する実務経験は困難。
・ゆえにマネージメントに関しては実務、知識共に皆無の状態で30代にいたる。
・技術に関しても業務で携わっているに過ぎず
 プログラマ・SEとしての強みに関しての確信が持てないまま今日にいたる。
・資格は基本情報技術者以外は評価がまちまちなので、これはという上質の証を求めてやまない。
・一人で派遣されており身内のがいないことで仕事がしやすい反面、
 社からの疎外感を持つこともあった。


転職活動の実態
・1回目の活動
 人材バンクのスカウトの電話で転職業界と接点が出来たこともあり、
 JAVAに携わりたいという動機から活動を始める。
 活動中に本業でJAVAに関われることになり、活動理由があやふやになるなか、
 面接を受けた2社に見送られたまま修了。
・2回目の活動
 金融システムに継続的に取り組みたいという動機から活動を始める。
 1社から内定が出るが、事業内容への疑義、転職活動の理由のはき違えへの気づき、
 内示された待遇が期待はずれだったことから内定を辞退し、活動を修了させる。
・3回目の活動(今回)
 一人派遣の解消とマネージメントスキルの獲得という動機から活動を始める。
 面接時間が限られているために、やむなく半休を連発することになり、
 時間のやりくりに追われることになる。
 11社に応募し、面接実施4社、内定1社の結果を得る。
 面接官であった現場管理職、取締役が印象に残ったこと、
 キャリア育成イメージの相似、提示待遇が若干現状を上回ることから、
 内定受諾後、退社・入社に関する手続きに移る。

 
転職活動の価値
プラス
・サラリーマンが部外者からの評価を受けることは大いに刺激となる。
・自社を客観視する目が養われる。
・仕事の中身を理解した上で自分の意志で仕事を選ぶことが出来る。(新卒には無理な話)
・他社の重役と話ができる。(面接は仕事が絡まない分自由度が高い)
・社内じゃ相手にされない、同期と比べての出世の遅れを
 転職コーディネータには堂々と訴えることが出来る。

マイナス
・本業を圧迫する。
・休暇、半休を連発することになり、職場での立場が悪くなる可能性も。
・就業中の転職活動は自己否定の側面があり精神的に負荷がかかる。
・転職業界のトレンドがキャリア育成と反する場合もある
 (例 キャリアのための転職も、人事的には勤続が短いと理由を問わずネガティブに取られる場合がある)
・転職活動に有利になると考え経験を追いかけ勝ちになる。
 (転職活動において経験者と書けないと書類選考が通らない、
 入社するまでは実力が計れない実情から名目だけでも経験をという不純な動機)

???
・退職表明の時に、社長と久々に長話。袂を分かつのはやはりつらい。尊敬すべき人だと再認識する。

以上