”A Normal Life , Just Like Walking”

小説書いて、メルマガ出して、文学フリマで売る。そんな同人作家皆原旬のブログ

職業は選ぶのか、選ばれるのか

約2年携わっていたホストコンピュータシステムの改修プロジェクトから5月末で退場(顧客の言い方では)となった。
明日から別の職場勤務になる。今回同時に退場となった同僚に他業界への転職を果たした奴が現れ、少し話題となった。
本当にやってのけるとはといった驚きがあった。転職を考えている話は本人から聞いていたが、
かなり迷っているように見えたし、現業への不満たらたらだったので、憂さ晴らしで言っているのではと思ったのだ。
WINDOWSLINUXなどの新技術の台頭と人手がかかりコストダウンが難しいことから先細りが目に見えている
ホストコンピュータシステム関連業から足を洗いたいと言う輩は多く、私も同じことを考えることがある。
新卒入社してから10年、ずっとホストコンピュータシステムの保守ばかりしていることを、
幸いととらえるべきか、災いととらえるべきなのか。


リストラのあおりで転職して転職先で足踏みする友人や、独立へ着実に進む資格持ちの友人、
なりたい仕事だからと非正規に甘んじ続ける友人、カフェ開店のためにばりばり働く友人、
そんな彼、彼女たちに比べてなんと無為に会社に飼われた人生か。
私の場合は次はこれと決めているが、安定収入とはほど遠い業界を目指しているので、
飛び込む準備をかれこれ5年ぐらい地道に続けている。


他社の人と仕事の話をしていて最近気づいたのは半月と仕事にあぶれたことがないのは意外とすごいらしいこと。
(仕事がない=研修と称して本社に戻るいわゆる社内失業状態になること)
だから、最近は仕事に選ばれ続けていた10年だったのだと考え直してみてもいる。
今後はわからないが、今まではそうであったのは事実だろう。
当たり前に平凡というわけでもなかったのかもと。


かの同僚の転職先は専門商社らしい。選んだ職業に選ばれる人になって欲しいと願うのだ。