”A Normal Life , Just Like Walking”

小説書いて、メルマガ出して、文学フリマで売る。そんな同人作家皆原旬のブログ

産直リンゴが止まるとき、PCは一つになる。

賢くもあり、残酷でもある決断が、産直農場の長から発表された。
アップル、IBMを見限る--Macにインテル製プロセッサを採用へ - CNET Japan

賢くあられる、スティーブ・ジョブ農園長は、
真なる'Dynabook'への道への熱意なき、
青い背広の紳士の荘園から、
約束の地の石版職人のもとへ移住することに決められた。
この移住に関しての準備はできており、
これまで、進展の少なかった、
真なる'Dynabook'への道が開かれるであろうと
農園長は説明している。

残酷にもまたしても老人を切り捨てる行為に、
ため息をつくのは、どこでも変わらない。
リンゴ菓子を作る菓子職人たちは、
これまでの取引をチャラにされ、
やり直しを強いられる者たちだ。

一方で福音ととらえる人もいる。
約束の地の石版職人のもとの人との
取引の度にちぐはぐなやり取りを我慢していた人たちは、
近所になるのだから、もっと仲良くなれると喜んでいる。

しかしほとんどの人は
農場長の変わり身の早さを知っており、
また、
石版職人のもとでの出稼ぎ経験があり、
そして、
リンゴの産地直送をやめるいっていない以上、
付いて行くつもりだ。

たとえその道の先に、
リンゴ作りをやめ、
かつて袂を分かった育苗会社と一つになる道が見えていても。


普通とは清濁併せ持つこと。
理想のために多くの者を切り捨て続けた清いだけのMacは、
いよいよ終わりなのだろうと思う。