きらい、きらい、きらい
きょう、職場の年度末の飲み会で
好きな娘に
「あなたは却下」
と言われてしまった。
いつもは嫌われるのが嫌いで、
当たり障りのないのが常の俺が、
「そうでもない」
(その娘に自分はきれいかと聞かれて)
「若いところがいいところ」
なんて、ひどい言葉がよく吐けたもんだ。
嫌われて当然である。
改めて書き出してみると痛々しくさえある。
小学校の頃同じようなことがあった。
相手は赤い服が好きな背の高い女の子で、
ことあるごとに憎まれ口をたたいていた。
その頃は幼く、なぜ、そう振る舞うのか、
どこが、憎まれ口なのかわからなかったが、
今にして思えば、
ちゃんと相手してくれる女の子にたいして、
「うれしい」とか、
「たのしい」といった感情を出せずに、
裏返っていたのだと気づく。
おれは、その頃から
あまり成長していないということらしい。
まったく。おれのあまのじゃくめ。