”A Normal Life , Just Like Walking”

小説書いて、メルマガ出して、文学フリマで売る。そんな同人作家皆原旬のブログ

恋したいこのごろ

男が「恋したい」というのは、はたからみていいものではない気がするので、喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!をこそりと自宅で読破。
Amazonのレビューに有る通り”ありきたりな軽い本”には間違いない。30目前で恋愛スキルゼロな男にとっては毒な本だ。頭のみならずおなかもいたくなりそうだ(笑)
ある意味見所なのは文学復興に燃える斉藤孝が、恋愛上手ぶっているところとか、だめんずウオーカーの倉田真由美が、喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!といいつつ、話が合うが斉藤孝はうますぎるので恋とは別な仲良しとか。
こと恋の問題は、大戦後遺症という側面があると思う。
戦後の女性解放とともに欧米的恋愛至上主義が進行し、自己決定力を身につけた女性は強くなった一方で、既存の組織に守られていた男性は、自己決定力が身に付かないまま今に至っているのだと思う。
特にこれから婚期を迎える団塊ジュニアには、既存の組織はすでに弱体化した一方(お見合い結婚はに婚姻の一割を切っている)、恋愛不適者への援助はこれまでのお見合いの延長線上にしかない(結婚相談所、花嫁・花婿学校)。
恋愛スキルが高いものは出会いサイトへ集まるが、恋愛スキルが低いものは、結婚のための花嫁・花婿学校しかないという2極分化している。

そりゃあ、おれのようないくじなしはひとり悩むわけだなあ。
結局、「おしえてもらわないとわからない」ことだらけなので、
女性には謙虚に向かうことにします。